青梅市立総合病院屋上緑化技術について

青梅市立総合病院では、昭和54年に建てられた西病棟3階屋上に、リニューアルによって700m2の庭園が誕生しています。

癒しの環境を実現するため、花壇・芝生・高木プランター・ウッドチップ舗装・パーゴラなど、空間を演出する様々な設備が整えられていますが、1平方メートル当たり120kgまでの荷重制限があることから、計画に当たっては「システムの軽量化」が重要なポイントとなりました。また植物の根が建築物に影響を与えないよう、耐根シートの設置も屋上緑化工事に合わせて行なわれています。利用されている屋上緑化技術とアイテムは以下の通りです。

耐根層 耐根シート「ルートガード」
排水層 αウェーブシステム
花壇(基盤) 軽量人工土壌「ビバソイル」
芝生(基盤) エコグリーンマットシステム
散水設備 点滴式灌水ホース「ラムホース」
(ソーラー制御タイマーを使用)

芝生植栽地には、1平方メートル当たり60kgと軽量で芝生植栽が可能な「エコグリーンマットシステム」が取り入れられています。生育基盤と排水層が一体化したエコグリーンマットは衣料・廃棄物や縫製裁断クズ、使用済ペットボトル、廃プラスチックを利用した100%リサイクルの環境共生資材です。

散水管理には、圧力調整機能により先端と末端でムラなく吐出量を一定にできる点滴式灌水ホース「ラムホース」が利用され、ソーラー式の自動制御タイマーで管理を行っています。

施工の流れ

施工の流れ

  • インタビュー/機能・目的から屋上庭園を考える!(青梅市立総合病院管理課施設係長の村木昇さん)
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